体を動かすことで一番好きなのは、ダンスのレッスンです。

実はその対極にあるのがランニングです。
(学生時代の一番憂鬱な行事はマラソン大会だった。)

仕事関係では周りにランナーがとても多く、その魅力は?
とあるひとに尋ねたところ、

「頭のなかが整理されてゆく感じ。
悩みごとがなくなるわけではないけれど、走っていると
だんだん気持ちが前向きになって、考えがまとまってくる。」

というようなことを話してくれたひとがいました。

「そうなのかな〜?」
とは思いながらも、走ってみることはありませんでした。

そんな私が、あるきっかけがあり、地元の、とある
ランニングサークルで、初めて約5キロのコースを走りました。
(息子の野球チームではこのコースを「多摩一」と呼びます。)

私のこれまでの人生に、走るの「は」の字もなかったのですから、
当然「頭のなかが整理されていく感じ」の境地になるわけもなく、
約半分の距離の目印である多摩川にかかった橋のあかりが
まるで永遠のように遠い。全然進んでる感じがしない。

5キロを走りきれるのか、気持ちが折れそうになりながらも、
なんとか歩かずに、ゆっくりでいいから走りきる、のがきょうの目標。

半分の距離を過ぎたあたりで、もうめげそうになりながら、
私の心のなかでもうひとりの私と会話が始まった。

「頭のなかが整理されていく感じ、を体感することは
少なくともきょうは到底無理そう。きっと、それを体感するのは
もっともっと先のことなんだな。」

「ま、当然だよね。初回からそれを期待したとは。甘いね〜君」

「でも、そもそも、この走るの大嫌いの私が、自分の一番苦手なことに
チャレンジしようと思ったんだよ。やっぱりダンスが好きだよ〜。」

「そうだね、大嫌いなことにチャレンジしただけでも偉いよ。」

「うん! じゃあここからは、きょうのこのランニングの目的を
頭を整理する、から、願掛け、に変更する! 歩かずに最後まで
走り切ったら、今自分たちが抱えている問題がすべて解決する!」

「よし! そうだ! 完走したら、きっと問題は解決するよ!
大丈夫!」

と、ひとり心のなかでごちゃごちゃ言いながら、めでたく完走できました。

トレイナーの方が足元を照らしてくれたおかげで夜なのに安全に走れました。
ありがとうございました。

帰り道に、頭のなかが整理されることを期待した話をしたら、
ランニングをする人のなかには、座禅のようだという人もいますよ、
という話でした。 なるほどね〜。

私は座禅のほうがいいかな??