昨日の夜11時ごろたまたま観た5分間ほどのテレビ番組。

確か静岡県の伊豆(?)でまだ現役で海女さんをしている
60代・70代の女性を紹介していた。

そのなかでは若手といわれているという、
確か67歳の方のお宅に伺ってインタビューをしていた。

「子供3人大学入れて、家も建てたし、結構稼いだよ。」

そう答えながら夕食の支度をし、
その日採ったサザエのお刺身を食べて
「これを一口食べると疲れが吹っ飛ぶよ。」と
だんなさんとおいしそうに晩酌をする
そのお顔は色つやもよく、輝いていた。

67歳・75歳・72歳と皆さんそうそうたる年齢だが、
どう見てもその年齢には到底見えない。

仕事がら、健康であるということもあるのだろう。
でもそれだけじゃない。 

なんなんだろう、やっぱり自分の生計を自分で立てて
いる自信なのかな、仲間がいる楽しさなのかな、
経済的な自由があるからかな?

いや、きっと自分が海に潜ってサザエを採ってそれが
お金になる、というそのこと自体が面白いんだろうな。

あるいは、自分にはこの仕事が天職!
と思えることの幸福が顔に出ているのかな。
仕事があることの幸福ってことかな。

3時間も海に潜り、仕事を終えて
ウエットスーツを着たまま採ったサザエを運ぶ姿は、
心なしかウエストのくびれもあるような、
女性の目から見てもなんだか生命力にあふれ、
なまめかしいほどの女っぷりです。 

これぞ究極の自営業。

体ひとつで稼ぐフリーランサー。

その日の売り上げは6万円! すごいっ! かっこいい!
美しいぜ・・・働く女。
 
憧れちゃいます。 私みたいにワーキングプアーじゃないぞ。
でもそりゃそうだよね。 彼女達は16の頃から
海女さんをやっている、と言っていました。
キャリアがちがう・・・。
う〜めげるな、今は前進あるのみだ (心の叫び)

自分の技術で一生稼ぎ続ける、それも健康な体で、かつ美しく。
ある意味私にとって女性としての理想形だ、と思った。

その方の次の言葉が心に残りました。

「こうして欲かいて骨折って人間終わっていくんだよ。」

めざせ! FP界の海女さん!